さいたま商工会議所は、その前身となる浦和商工会が明治25年7月に設立されたことを起源とし、その後、大宮・与野・岩槻の各商工会が設立、また、商工会議所に移行し、平成15年の浦和・大宮・与野3市の行政合併を受ける形で、翌平成16年4月に3商工会議所が合併したことで、さいたま商工会議所が創立されました。
 そして更に平成18年、岩槻商工会議所との合併により、現在のさいたま商工会議所を形作り、これまで地域事業者の経営支援と地域経済の振興を使命に、様々な事業活動を行って参りました。
 今般、社会は長く続いたコロナ禍のトンネルからようやく脱したものの、不安定な世界情勢が続き、急速なデジタル化の進展や、脱炭素化へ転換などを迫られており、その中でイノベーション競争やグローバルな経営への対応、また、少子高齢化を背景とした慢性的な人材不足など、先の見えない不安定な経済環境下で経営者は事業の舵取りを余儀なくされています。
 また、本年元日に発生した能登半島地震での甚大な被害を目の当たりにし、今後予想される震災への備えも極めて重要となっております。

 このような中、当商工会議所が20周年を迎える本年は、事業活動の新たな指針とする「第六次中期ビジョン」スタートの年でもあります。これからの変革の時代に柔軟に対応し、より一層 会員企業に寄り添った経営支援に注力するため、次の20年に向けて以下の諸活動に邁進することを宣言いたします。

宣 言

1.技術革新やグローバル化が急速に進展し、世界が大きく変化する中、会員事業所が未来への希望を抱き、一層の成長と発展を遂げるため、多様化する経営課題に対して伴走型でのトータルサポートに邁進します。

2.地域行政や関係団体、また他地域や海外との連携により地域社会に新たな価値を創造し、すべての分野で選ばれる「魅力あふれるさいたま市」の実現に向けた諸活動に貢献します。

3.時代の要請に応える地域総合経済団体として、自己変革に果敢に挑み、次世代にバトンをつなぐ連携拠点として、会員事業所と共に歩んでまいります。

令和6年5月8日
さいたま商工会議所